1985年上演作品
危険なパーティー
2月7日(木) ─ 26日(火)
三越劇場
作・演出:ジェームス三木
Story
女優の衣笠不二子は、16年間連添った、映画監督の根本昌平と、これまた長いこと身の廻りの世話をまかせている附き人の竹之内あきとの3人募らし。ここ何年もメガホンを握っていない根本は、今日も朝からキッチンでクレープなどを焼いて玄人はだしの料理自慢の腕前を披露しているが、そんな彼に友人で脚本家の神崎は「実家へ帰ってレストランでもしたら……」と言い出す始末。
そこへ届いたー通のエア・メイル。差出人は南太平洋カロリン群島はアラニラ島の酋長パナポラ! 数年前、ハミガキのCF撮りで彼の島を訪れた際世話になり、歓迎の宴の時の料理談義から肝胆相照らす仲となった相手である。その彼がおしのびで日本を訪れ、是非とも彼のマンションに立ち寄りたいと言うのだ。だが困った事がひとつ。アラニラ島での大歓迎の時、根本は酋長夫人までプレゼントされて拒みきれずに一夜妻としたが、何とその返札を求めるニュアンスがエア・メイルにはプンプン。
困って相談をもちかけた神崎に「奥さんの替え玉作戦は?」と紹介されたのが“劇団馬の骨”の駆け出し女優の風見まり。ともあれ妻不二子には秘密のまま話が進み、風見まりをそれらしく仕立ててパナホラ酋長を迎えての危険なパーティーが始まった。
と、そこへ、かかってきた電話は妻不二子。受話器をとったのは、妻不二子になりすました風見まり。さあ、話はややっこしくなってきた……。
Cast



岡田菜莉子(客演)/熊倉一雄(客演)/賀原夏子/平松慎吾/山本 廉/叶 年央/岩田博行/野上 裕
Staff
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作・演出
ジェームス三木 -
装置
孫福剛久 -
照明
山本博史 -
音響
八幡泰彦 -
演出助手
原田俊雄 -
舞台監督
大江夏生 -
料理指導
江上栄子 -
制作
三越劇場演劇制作部/芥光生(劇団NLT) -
宣伝美術
灘本唯人