2003年上演作品
記憶の窓
7月2日(水) ─ 6日(日)
内幸町ホール
原作:高橋克彦
脚本:道又 力
構成・演出:原田一樹
高橋克彦のホラーミステリーをNLTが舞台化!
恐怖の扉をNLTがノックする。
Story
その窓を開けてはいけない・・・
「箱神」が覗いている・・・
橋場隆行は、岩手県の寒村に隆行自身の記憶を持つという女性がいると聞き、訪ねていく。彼女は長い眠りから目覚めると、自分は橋場隆行であると言い始めたというのだ。その村には箱神信仰といわれる古い言い伝えがあり、彼女は箱神の祟りにあったと村では噂されていた。村で隆行は自分の記憶の窓を覗く事になるのだが、その結末には恐ろしい出来事が待っていた。
コメディのNLTが挑む、ホラーミステリー・記憶シリーズ第2弾。
Message
『記憶の窓』は私がこれまで書き進めてきた『記憶』をテーマにする連作の中での一番の異色作とも言える。
他人が私の知らない記憶を克明に持っている不思議さ。幼少の頃のことならともかく、中学の頃までを自分より遥かにはっきり知っている。書いている私でさえ途中から混沌とした迷路に踏み込んだ気がした。
劇化の話が舞い込んだとき、こればかりは無理だろうと思った。内面の葛藤と不安が主題だからだ。
目に見えない存在と主人公は常に争い恐怖している。完成した台本を読んで驚いた。確かにあの『箱神』が舞台に出現している。公演が急に楽しみとなった。
原作者:高橋克彦
Cast









山田登是/田中優輔/松村良太/千葉静佳/渡辺直子/新木祐子/池田美幸/稲垣葎子/原奈津季/佐藤亜池香/関 直人/谷坂宣子/小泉康介
Staff
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原作
高橋克彦 -
脚本
道又 力 -
構成・演出
原田一樹 -
装置
松野 潤 -
照明
森田三郎 -
音響
小林 史 -
衣裳
伊藤早苗 -
イラストレーション
峰岸 達 -
舞台監督
竹内一貫 -
演出助手
飯泉由香 -
制作
劇団NLT -
協力
オフィスクドー・工藤 洋 -
共催
(財)千代田区コミュニティー振興公社/米山企画