1970年上演作品
愛の喜劇シリーズ3
ラ・マンマ 2幕5場
─母の意外なSEX論議─
4月7日(火) ─ 12日(日)
紀伊國屋ホール
作 :A・ルッサン
訳 :前田右府郎
演出:衣笠貞之助
Story
所はシチリア島のカターニア。
今や、この島の音年男女の1堂れの的は、アントニオ。首都ローマの某省に勤める。25オの秀オ。おまげに独身、絶世の美男。ローマ中の女性から騒がれ、進んで彼に身をまかせると云う女性の数は門前に市をなすとか!
“まさに20世紀カザノパ的行状記”
その美男アントニオが今度故郷シチリアの地方行政官になって帰る早々一目惚れで結婚してしまった。
仲むつまじすぎてあれではお嫁さんのバルバラの体もバラバラになってしまうのではないかと思う程。
所が二年たったある日、意外や意外、バルバラが結婚前と同様いまだ生娘と云う事が知れる。
始めは一笑にふしていた母ロザリアも嫁バルバラからその事実を聞きがくぜんとし、天国に居る亡夫の霊に誓う。
「マニャーノ家の名誉はけがせません、私が望めば、アントニオは出来ます! 今夜のうちにもバルバラは身も心もアントニオの妻になります!」
母ロザリアは獅子奮迅の戦闘を開始。
アントニオの弟アルドには、不能のアントニオになりすまして、夫の義務を遂行せよと。
さて翌朝 母ロザリアは、そこに何を見たか。
Cast

賀原夏子/柳沢紀男/大神 信/藤野幸子/奥野 匡/上田みゆき/真船道朗/津田亜矢子
Staff
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作
アンドレ・ルッサン -
訳
前田右府郎 -
演出
衣笠貞之助 -
照明
浅沼 貢 -
効果
吉田美能留 -
衣裳
京都衣裳 -
装置
衣笠貞之助 -
舞監
森田俊二 -
イラスト
山藤章二