1992年上演作品
喜劇 佐倉家の青春
1月4日(土) ─ 23日(木)
三越劇場
作・演出:牛窪正弘
演出:大江夏生
ワインのようにホロ苦く甘ずっぱい、
笑いとペーソスを!
Story
佐倉家は代々、山梨の富士山の裾野にある。
昔からこの辺り一帯の、ブドウ畑の大地主いであったが、佐倉健三の代になって、殆どの畑とワイン工場は、人手に渡った。
健三自身の商売下手もあったが、何よりも、四人の子供達を育てあげる為には、その必要があったのだ。
長女の良江は弁護士に、次女の安子はサラリーマンに嫁ぎ、三女の孝子は未だ独身のキャリア・ウーマン、そして、一人息子の健ーは、漫才師になりたいと家を飛び出し、勘当の身。
六年前に妻に先立たれ、今は子供逹も居なく、広い屋敷に健三は独り暮し、淋しい毎日を送っていた。
しかし、一年前、ふと知り合った着物が似合う美女、清原京と、事もあろうに恋仲になってしまった。
ふたまわりも歳の違う、親娘みたいな男と女が、どうして愛しあえるのか、それはさておき──大晦日から正月にかけ、二人っきりで過ごそうとやって来た箱根の温泉宿で、なんと、息子の健一とバッタリ!しかも運悪く健三は発作を起こし、生きるか死ぬかの瀬戸際に………
健ーは、姉妹皆んなに招集をかける──
親父の財産がすべて、お京のものになってしまうかもしれないと。
そうして集まった一同、欲の皮の突っ張り合いで喧々諤々──
そして意外な結未が──
Cast



川津祐介/美木良介/峰さを理/平松慎吾/若葉ひろみ/藤代美奈子/渡部真美子/平山裕美/川津 愛/若菜一義/維新力
Staff
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作・演出
牛窪正弘 -
演出
大江夏生 -
美術・照明
皿田圭作 -
音響
八幡泰彦 -
音楽
西村華珠広 -
衣裳
高橋智加江 -
衣裳協力
市田株式会社 -
舞台監督
臼田典生 -
企画・制作
芥 光生 -
制作
木村勝利 -
製作
三越劇場 -
協賛
フジテレビジョン