2001年上演作品
くたばれハムレット
10月23日(火) ─ 28日(日)
俳優座劇場
作 :ポール・ラドニック
訳 :松岡和子
演出:北澤秀人
かつて、これほどまでに
『ハムレット』を愚弄し、
賛美した作品があっただろうか…
Introduction
笑いあり、涙あり、超常現象あり!
作者ポール・ラドニック自ら、俳優と演劇に捧げる敬愛の証であると言っている『くたばれハムレット』の持ち味は、爽やかさ、若々しさ。
マンハッタンのアパートの最上階、ペントハウスを舞台に、ハリウッドで活躍し始めた若手俳優が大きく成長する姿をシェークスピアの名台詞や名場面を織り交ぜながらコミカルに展開する、素敵なハートフル・コメディ。
まさに本家『くたばれハムレット』を彷佛とさせるメンバーで編成されたスタッフ・キャストによる、劇団NLTのフレッシュな『くたばれハムレット』どうぞご覧ください。
Story
舞台はマンハッタン。ロスアンジェルスでTV俳優として活躍し始めたアンドリュー(池田俊彦)は、セントラルパークでの野外劇場での『ハムレット』出演のために、古びた、しかし昔は豪華であったと思われるアパートに引っ越してくる。
入居当日、不動産屋のフェリシア(泉関奈津子)とアンドリューの恋人ディアドリ(藤川恵梨)、マネージャーのリリアン(目黒幸子)の3人は借りる部屋にオカルト的なものを感じて降霊術を始めるが、なんとそれ以来、一番霊的なものを信じていないアンドリューにだけ亡霊が見えるようになる。
亡霊の名はバリモア(川端槇二)。かつて、シェークスピアのハムレットの魅力に取り付かれた往年の名役者だ。そんな時アンドリューを訪ねてテレビプロデューサーのゲアリー(高越昭紀)がロスからやってくる。金にならない屋外劇などやめて、新番組の主役を演じろと言うのだ。バリモアは演劇の最高峰ハムレットを演じろと言い、正にアンドリューはハムレットのようにどちらを取るか悩むことになる。
先王の亡霊のごとくに彼の前に現れたバリモアとは一体何者なのか?
オフィーリアを気取るディアドリとの恋の行方は?
『ハムレット』の名シーンをだぶらせながら、物語は重厚にそしてコミカルに展開していきます。
Cast




Staff
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作
ポール・ラドニック -
訳
松岡和子 -
演出
北澤秀人 -
美術
松野 潤 -
照明
小林勇樹 -
音響
小林 史 -
衣裳
伊藤早苗 -
殺陣
山口嘉三 -
舞台監督
竹内一貫 -
宣伝美術
西村香里 -
音響協力
八幡泰彦 -
制作
小川 浩